母と子 Part 3
This covers the movie from 1:43 to 2:29.
ぼくのおばあちゃんは 認知症という病気です。
自分の息子を ぼくのお父さんです、息子のことを わすれてしまいました。
でも、本当は お父さんのことを わすれていません。
ずーっとずーっと おぼえているんです。
みなさん こんにちは あきです。
Let’s Learn Japanese with Movies の 時間です。
この時間は 映画のストーリーを やさしい日本語で 話します。
今日は 「母と子」パート3です。
さいごのストーリーです。
どんな ストーリーでしょうか。
おばあちゃんは 言います。
「さとしはね、小さいころ、体が弱くて、すぐ病気になるんです。
だから さとしが元気でいてくれれば、それでいい。元気でいてくれれば、後は 何もいりません。」
「うん、おばあちゃんは お父さんのこと 愛しているんだ」と ぼくは 思いました。
さとし君が 元気でいれば それでいいんです。
ぼくは おばあちゃんに 言いました。
「さとし君はね、元気な大人になるよ。やさしくて、強い 元気な大人になるよ。
やさしくて つよいんだよ。ぼく さとし君知ってるから」
と、おばあちゃんに 教えてあげました。
お父さんのことを 教えてあげました。
ああ、おばあちゃん、ほっとしています。
「さとしのこと 知ってるの?」
「さとしは 元気なんですね。うれしいね、うれしいね」
おばあちゃんは また さとし君の小さい時のことを 思い出しました。
二人は 公園に います。
さとし君は 5才ぐらいです。
お母さんに しつもんしています。
若い時のおばあちゃんです。
「ぼく しんだら どうなるの」
ああ、かなしい しつもんだな。
「しんだら ぼく どうなるの」
わかりませんよね、みなさん。
しんだ後に どうなるか。
でも、お母さんは
「もう一回 うんであげるよ」
と 元気に 言います。
「もう一回、おなかが大きくなって 生んであげるよ。」
おばあちゃんは 本当に 本当に お父さんのことを 愛していたんです。
ぼくのお父さん この会話を 聞いています。
ぼくと おばあちゃんの 会話です。
心の中で
「母さん、母さん ありがとう。」
と 思います。
では Q+A です。
ストーリーについて しつもんします。
みなさん 答えて下さい。
さとし君は 小さいころ 体が強かったですか。
いいえ、強くなかったです。弱かったです。
おばあちゃんは 「さとしが 元気でいれば、それで何もいらない」と 言いました。おばあちゃんは さとしくんが 好きですか。好きじゃありませんか。
好きです。おばあちゃんは さとし君が 大好きです。
さとし君は 元気な大人に なりましたか。
はい、なりました。元気な大人に なりました。
さとし君が お母さんに 「ぼく しんだらどうなるの」と 聞きました。
英語で 何ですか。
英語で What will happen if I die です。
お母さんは この質問に答えましたか。答えませんでしたか。
答えました。元気に 答えました。
はい、みなさん わかりましたか。
今日は 家族にとって うれしい日でした。
いつも 大変な時が たくさん ありますよね。
おばあちゃんは 病気ですから、大変な時が 多いです。
でも 今日は 家族にとって とても うれしい日でした。
本当に よかったと 思います。
では 「母と子」は おしまいです。
次の映画は どんな映画でしょうか。
次回の Let’s Learn Japanese with Movies で 会いましょう。
じゃあ また。バイバイ。
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